「th」は「舌を噛んで」と習いませんでしたか?

しかし、舌を噛んで音って出ます?私の場合、出ることは出るんです。 でも、思いっきり力いっぱい息を出さないかぎり、舌と歯が息をブロックして音がでません。 「舌を噛んで」って結構無理があると思います。

では、「th」ってどうやって発音するの?

「th」の発音は、噛むというより舌先を上の歯の先あてて出します。

その際、声帯が振動させながら音を出せば、発音記号でいう「ð」の音("that"の音)になりますし、振動させなければ「θ」("think"の音)になります。 つまり、のどに手を当てて、のどが振動していれば「ð」で、してなければ「θ」です。

ここでポイントは、舌は上の歯にあてるだけで「無理に噛まなくても大丈夫」ということです。

簡単に言うと、「th」の音は、上の歯の先端と歯に触れている舌先との隙間を流れる隙間風の音です。

中学のときの教えに従い、舌を噛めば噛むほど、隙間はなくなり発音しづらくなります。 Σ(゚д゚lll)ガーン

「th」の発音ですが、実は「省エネ・モード」(!?)があります。

省エネ・モードって何?

英語では、「th」は良く出てくる音です。なんせ、"the"を良く使います。 そのため、「th」を早く、そして弱く発音する場合は口を開けて舌先を歯の先まで動かすのすら面倒になる場合があります。

そんなとき、「th」のために口を開けるのではく、口は自然のままで、舌先を上の歯の裏にあてて「th」の音を出します。 歯の裏につけた舌先は直ぐに後ろに引っ込めてその際にできる隙間に息を出す感じです。

こうすることで、口を開けるエネルギーと舌を動かすエネルギーをある程度省略できる訳です。

最後に、下の動画は、「th」の発音を分かりやすく解説されているのでオススメです。

館長からのコメント

ネイティブ・スピーカーは、上述ような省エネ・モードが大好きですね。 "Thank you"を"than kyu"というように、'k'と'you'を連結したり、 "Toronto"を"Toro'no"というように't'を略したりして、省エネ(!?)します。 このような省エネモードを知っているとネイティブ・スピーカーの自然な会話が聞き取りしやすくなると思います。