海外旅行保険のページで述べましたように、 カナダでの医療費はかなり高いです。 例えば、カナダで盲腸手術を受ければ入院費を含め100万円以上はかかります。 そのため海外旅行保険には必ず加入しておきましょう!

ただ、海外旅行保険ですが、現地での滞在日数が長くなるほど保険料は高くなります。2泊3日や1週間程度の旅行と異なり、 留学となるとそれなりの額になります。しかし、大丈夫です。

短期留学の場合、クレジットカード付帯保険を使って海外旅行保険を安くできます。

ここでは、クレジットカード付帯保険について説明しますね。

そもそも、クレジットカード付帯保険って何?

クレジットカードをに付いてくる海外旅行傷害保険です

留学や海外旅行に行く際に申請や申し込みは不要で、別途料金もかかりません。 ただ、クレジットカードによっては、カードを保有していれば保険が自動的付いてくる自動付帯ではなく 旅行代金をそのカードで支払うことが条件利用付帯)である場合があるので注意が必要です。

なぜ短期留学?

クレジットカード付帯保険の場合、補償できる期間に限りがあります。

自動付帯の保険の多くは、出国した日から最長90日間が保険で補償されます。 ちなみに一度日本に戻って再度出国した場合、また出国から最長90日間は補償され、何度でも使えます。 なお、クレジットカードによって補償期間は30日や60日ということもあり、最大が90日となります。

そのため、これらの補償期間内の短期留学にはすごく有効ですが、補償期間を超える留学には向きません。

短期の場合、クレジットカード付帯保険だけで大丈夫?

残念ながら、クレジットカード付帯保険のみでは不十分の場合が多いです。 理由は次の通りです。

疾病死亡の補償がない

ケガではなく、病気で亡くなっても補償されません。例えば、旅先で心臓発作で急死した場合、補償はゼロです。

キャッシュレス診療サービスがない場合が多い

医療費キャッシュレスサービスとは、 海外保険会社が、本人に変わって、病院で医療費を支払ってくれるサービスです。 このサービスがない場合、医療費を一旦立て替えなければなりません。 海外旅行保険では、当たり前のサービスですが、クレジットカード附帯保険では、このキャッシュレス診療サービスが多いです。

治療費補償が少ない、又は、ゼロ

クレジットカードの紹介で、よく、

「海外旅行保険は、最高2000万円まで補償」

なんて書いてあります。
しかし、これは、殆どの場合、傷害死亡/傷害後遺障害、つまり、ケガによって死亡した際、または後遺症が残った際に、最大2000万円まで補償ということです。 死亡補償というのはなかなか使うことはありません。

最も使う可能性が高いのは、傷害治療費・疾病治療費の補償です。 この治療費補償額となると、年会費無料のカードの場合、多くて200万円の場合が多いです。また、治療費補償自体がないカードもかなりあります。

ただ、治療費補償が少ない点は、複数のクレジットカードを持つことで補うことも可能です。

複数のクレジットカードを持つってどういうこと?

海外保険付きのカードを複数枚持っていると、補償の上限額は合算されます

例えば、次のような補償内容のクレジットカードを持っていた場合は、補償額は表の一番下のようになります。 通常の有料保険の補償額以上になる場合があります。

傷害死亡・後遺症 治療費用 賠償責任 携行品損害 救援者費用
カードA 2000万円 200万円 2000万円 20万円 200万円
カードB 1000万円 200万円 2000万円 30万円 100万円
カードC 2000万円 100万円 2000万円 20万円 50万円
↓最高額が限度 ↓合算 ↓合算 ↓合算 ↓合算
合計 2000万円 500万円 6000万円 70万円 350万円

ただし、死亡障害・後遺障害は例外として、合算はできません。その場合、最も高い補償金額が補償額となります。 上の例ですと、一番高額な2000万円が上限額となります。

オススメのクレジットカードは?

主に付帯保険を中心に考えた場合、次の条件にあったクレジットカードがオススメです。更に、死亡障害・後遺障害以外は、補償金額が合算されるため、 複数のクレジットカードを持つことがオススメです。

  • 年会費無料
  • 自動付帯
  • 治療費用の補償が200万円以上
  • 補償期間が最長90日
  • キャッシュレス診療サービスあり

ちなみに、カナダでは、JCBの取扱店はほとんどないため、VisaかMastercardにした方が現地でのご利用に便利です。

上記条件を満たすクレジットカードの例

上記条件を満たすクレジットカードはいくつかありますが、以下の2つがその代表的なカードです。

REX CARD Lite
下の表のように、補償内容も年会費無料のクレジットカードとしては高いです。 また、一般的なカードの還元率は0.5%といわれていますが、REX CARD Liteは1.25%と、2倍以上の還元率という点も魅力的です。

EPOS Card
なんといっても、疾病治療費用の補償限度額が270万円という点は注目です。 傷害死亡・後遺症の補償限度額は、500万円と少なめですので、 傷害死亡・後遺症の補償限度額が高いカードも所有すると良いです。

傷害死亡・後遺症 傷害治療費用 疾病治療費用 賠償責任 携行品損害 救援者費用
REX CARD Lite 2000万円 200万円 200万円 2000万円 20万円 200万円
EPOS Card 500万円 200万円 270万円 2000万円 20万円 100万円
↓最高額が限度 ↓合算 ↓合算 ↓合算 ↓合算 ↓合算
合計 2000万円 400万円 470万円 4000万円 40万円 300万円

上記、2枚のカードを所有すると、傷害死亡・後遺症以外は合算されますので、 上の表で示すように、無料で結構高い補償額をえることができるかと思います。

館長からのコメント

補償内容をチェックし、足りない場合は、クレジットカード付帯保険とは別に 海外旅行保険に加入した方が良いです。 海外旅行保険によっては、自分で必要な補償を任意に抽出して組み立てること(フリープラン/バラ掛け)もできます。 フリープランで、必要なものだけ加入すると保険料の総額を安く抑えることができると思いますよ。